【後藤邸】居住者:後藤志摩(家老/500石)
【中島邸】居住者:中島源五左衛門(200石)
【安野邸】居住者:安野右衛門(馬廻/200石)
【加納邸】居住者:加納外記(家老/800石)
※写真掲載順
臼杵には前回までの丸毛邸や稲葉邸の他にも、いくつか武家屋敷門が残されています。上部写真の貫録ある門構えは家老後藤家のもの。中島家、安野家の長屋門も200石クラスにしては大きめ。いずれも2階建てで、臼杵の武家屋敷の特徴なのかもしれません。
一方で一番下の写真、簡素な門構えは実は筆頭家老宅のもの。そばにあった説明には、「極めて簡素な造りであるのが臼杵藩の質実な気風を今に伝える」とありましたが、他の3家の立派な長屋門とのギャップが印象的でした。
(2014年8月訪問)
櫓門のような中島邸長屋門。かなり傷んでいるうえ、壁には無数の落書きがあり残念。
安野邸長屋門。現在も個人の住宅(ご子孫?)で使われています。
このなかでは最も簡素で小さな門構えながら、実は家中最高の禄を食む筆頭家老加納邸の正門。土塀も当時のものだそうです。