読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

六十余州 武家屋敷紀行

~毎月第3土曜日更新~

vol.25 【豊後国 臼杵藩】稲葉家中の武家屋敷

f:id:kan-emon1575:20140806123102j:plain

【後藤邸】居住者:後藤志摩(家老/500石)

【中島邸】居住者:中島源五左衛門(200石)

【安野邸】居住者:安野右衛門(馬廻/200石)

【加納邸】居住者:加納外記(家老/800石) ※写真掲載順

 

 臼杵には、前回までの丸毛邸や稲葉邸のほかにも、いくつか武家屋敷門が残されていました。上部写真の貫録ある門構えは、家老後藤家のもの。中島家、安野家の長屋門も、200石クラスにしては大きめ。いずれも2階建てで、臼杵武家屋敷の特徴なのかもしれません。

 一方で一番下の写真、簡素な門構えは、実は筆頭家老宅のもの。そばにあった説明には、「極めて簡素な造りであるのが臼杵藩の質実な気風を今に伝える」とありましたが、ほかの3家の立派な長屋門とのギャップが印象的でした。

(2014年8月訪問)

  

f:id:kan-emon1575:20140806115505j:plain

 櫓門のような中島邸長屋門。建物はだいぶ傷んでいるうえ、門内の壁には無数の落書きがあり、残念。

 

f:id:kan-emon1575:20140806115105j:plain

 安野邸長屋門。現在も個人の住宅(ご子孫?)で使われています。

 

f:id:kan-emon1575:20140806131151j:plain

このなかでは最も簡素で小さな門構えながら、実は家中最高の禄を食む筆頭家老加納邸の正門。土塀も当時のものだそうです。