六十余州 武家屋敷紀行

~隔月で第3土曜日に更新~

vol.61 【上野国 小幡藩】高橋邸

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【居住者】高橋家(小幡藩勘定奉行

【所在地】群馬県甘楽町大字小幡823-1

文化財指定】甘楽町指定名勝

【関連サイト】http://www.town.kanra.gunma.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/kanra/77.html

 

 前回の松浦邸を後にして、藩政期の雰囲気を残す中小路へ。高橋邸は城下町小幡の観光スポットとして象徴的な存在です。現在もご子孫の住居となっていますが、門から敷地に入って庭園を見学することができます。

 蔵と一体化したような長屋門が特徴的ですが、この屋敷は小幡藩勘定奉行の役宅であったようです。分限帳に高橋姓の家は複数あり、特定できませんが、比較的地位のある家柄であったのではないかと思います。庭園は工夫を凝らした池や灯篭が見事で、藩の勘定を預かる奉行が不正をはたらかぬようにと、藩主が据えたと言われる景石も印象的でした。

 このブログをはじめて満5年になりました。今後は十分な準備ができるよう隔月として、偶数月に更新していく予定です。次回は来年2月。これからも全国各地の武家屋敷を訪ね歩いて、その存在を記録していきたいと思います。

(2017年10月訪問)

  

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 高橋邸の庭園。なかなか風情があります。

 

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中小路の突きあたりを右へ曲がると、藩庁である小幡陣屋。庭園が「国指定名勝 楽山園」として残るほか、藩邸奉公人の住居とされる拾九間長屋が復元されていました。