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六十余州 武家屋敷紀行

~毎月第3土曜日更新~

vol.49 【筑前国 福岡藩】野村邸(平尾山荘)

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【居住者】野村新三郎(福岡藩馬廻組/413石)

【所在地】福岡市中央区平尾5-2-28

【関連サイト】https://dayori.city.fukuoka.lg.jp/43160

  http://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_properties/detail/item_id:101547

 

 今年は野村望東尼の150年忌にあたる年。望東尼が晩年を過ごした平尾山荘では、150年忌祭が行われたとのことで、真新しい記念碑が建っていました。建物は明治42年(1909)に復元されたものですが、福岡市の指定史跡として当時の雰囲気を伝えています。

 幕末史に名を残した望東尼ゆかりの建物として知られる平尾山荘ですが、そもそもは、ご主人の福岡藩士野村新三郎貞貫が隠居して夫婦で移り住んだ隠宅。400石クラスの武家にしては随分つつましやかな印象ですが、筑前に亡命した高杉晋作も滞在したそうで、激動の幕末を彷彿させるような、そんな山荘でした。

(2016年11月訪問)

 

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 建物の内部。

 

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「雨待の滝」の名残の井戸。説明によれば、野村夫妻は南側の池から庭に水を引いて、小さな滝を作って楽しんでいたそうです(井戸との関係がよく分かりませんが)。