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六十余州 武家屋敷紀行

~毎月第3土曜日更新~

vol.35 【長門国 萩藩】毛利家中の武家屋敷(大組編①)

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周布邸】居住者:周布治部(1,500石)

  http://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100020

【二宮邸】居住者:二宮主殿(891石)

【梨羽邸】居住者:梨羽又次郎(683石)

  http://bunkazai.pref.yamaguchi.lg.jp/bunkazai/detail.asp?mid=80020&pid=gs_4_t_n

【祖式邸】居住者:祖式縫殿(670石)

【小川邸】居住者:小川厚狭佐(500石)

  http://www.hagishi.com/search/detail.php?d=1100157

 

 前回紹介した寄組に次ぐ格式が大組。大組の語源や地位は藩によって違いもあるようですが、萩藩では馬廻組とも言われた中士層。家禄は1,500石から100石未満までと幅広く、屋敷の規模も様々であったようです。今回は500石以上の家を取り上げてみました。

 市指定有形文化財長屋門が残る周布家(上部写真)は、永代家老益田家の庶流で大組の筆頭格。有名な周布政之助も一族だそうです。「周布」は「すふ」ではなく「すう」と読むらしいのですが、萩藩では意外な読み方の姓が目につきます。福原越後も「ふくはら」ではなく「ふくばら」、今回紹介している小川家も「おがわ」ではなく「こがわ」。ルビがないと間違えそうです。

(2015年7月訪問)

 

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 二宮家の長屋門。系図をたどると、毛利元就の庶子が二宮家の嗣子となっています。

 

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 19世紀初頭の建築とされる県指定有形文化財の梨羽家書院。前回紹介した寄組梨羽家の分家。残念ながら非公開ですが、左手が式台玄関、右手は縁側になっています。

 

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 祖式家の長屋。かつてはもっと長かったようです。

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 市指定有形文化財の小川(こがわ)家長屋門。幕末の当主は町奉行を務めていたそうです。門をくぐると「長屋門珈琲」。ご子孫がカフェを営んでおられます。