六十余州 武家屋敷紀行

~毎月第3土曜日更新~

vol.29 【肥前国 島原藩】山本邸

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【居住者】山本家(島原藩砲術師範/17石2人扶持)

【所在地】長崎県島原市下の丁

【関連サイト】https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/machidukuri/toshikeikaku-kokudoriyo/keikan/47301.html

 

 前回の神代を発って島原温泉で1泊。翌朝、当地の武家屋敷街を散策しました。藩政時代は鉄砲町と呼ばれ、徒士クラスの下級藩士が住んだ区域で、通りの中央を流れる水路や、その両脇に続く石垣は趣があり、当時の雰囲気をよく伝えているのではないかと思います。

 明治元年(1868)建築の山本邸は、門構えや玄関など、知行取の屋敷にも見えそうな造りのように感じます。門構えは小さいながらも長屋門のような体裁で、藩主松平忠和(徳川慶喜実弟)から特別に許されたものだそうです。少禄でも砲術師範を務めた家柄。つつましさの中にも威厳を感じさせるような、そんなお屋敷でした。

(2015年2月訪問) 

  

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屋敷門

 

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 主屋(最上部写真の右手部分)

 

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 門前の小路