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六十余州 武家屋敷紀行

~毎月第3土曜日更新~

vol.24 【豊後国 臼杵藩】稲葉邸

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【稲葉邸長屋門大分県臼杵市二王座16組(茶房 長屋門

  http://www.usuki-kanko.com/?page_id=20

【稲葉邸主屋】臼杵市大字臼杵6番6(旧平井家住宅)

  http://www.usuki-kanko.com/?page_id=24/#anchor_inaba

  

 臼杵城下に残る稲葉家の長屋門と主屋。同じ稲葉でも、前者は藩主一門、後者は藩主の姓を許された家臣(本姓は高田)のもの。藩士の名簿を見てみると(『臼杵史談』所収史料)、臼杵藩には稲葉姓を名乗る家が、実に十数家もあったようです。

 稲葉邸長屋門は御家門とあって立派な感じはしますが、現在は「茶房 長屋門」というお店で使われていて、素材も新しく、すべてが旧状通りというわけではないようにも思います。一方、明治以降の所有者にちなみ、「旧平井家住宅」として県指定有形文化財に指定される稲葉邸主屋の方は、安政6年(1859)の建築。古びた建物は歴史を感じさせます。江戸時代より前から稲葉家に仕える家で、知行は200石。小姓頭や旗奉行などを務めていたそうです。

(2014年8月訪問)

 

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 稲葉邸(旧平井家住宅)の玄関部分。軒が高いせいもあってか、あまり目立たず、勝手口のようなイメージすらあります。

 

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 前回の丸毛邸のように、土間に表玄関と内玄関が並んでいます。土間部分が広く、武家屋敷というより農家建築のような印象を受けます。

 

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 浴室。脱衣所も「脱衣の間」などと 言われると、何かおごそかな雰囲気になります。