六十余州 武家屋敷紀行

~毎月第3土曜日更新~

vol.07 【信濃国 松代藩】横田邸

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【居住者】横田甚五左衛門(松代藩表御用人/150石)

【所在地】長野県長野市松代町松代1434-1

文化財指定】国指定重要文化財

【関連サイト】http://www.sanadahoumotsukan.com/facilities/facility.php?n=6

 

 前回のブログと前後しますが、木曽福島の前に、真田10万石の城下町を訪れました。上野から長野までは長野新幹線。この日は天皇ご夫妻も同じくらいの時間帯で、長野まで新幹線に乗って初のプライベート旅行に出かけられた由。奇遇です。

 松代には武家屋敷が多く残されていますが、なかでもこの横田邸は、平成4年に修復工事がなされ、もっともよく当時の雰囲気を伝えていると思います。150石の中級藩士ですが、重厚な印象の長屋門、広めの式台玄関、二階建ての主屋、泉水を配した庭園など、なかなか立派なものです。

 国立史料館の『真田家家中明細書』で調べてみると、幕末の当主は表御用人とのこと。用人といえば一般的には要職かと思いますが、明治以降の横田家も、大審院長の横田秀雄、鉄道大臣の小松謙次郎最高裁判所長官横田正俊と、かなりのエリートを輩出しているようです。

(2013年4月訪問)

  

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 庭園から主屋を望む。当時の敷地は約1千坪。150石取りの屋敷としては、かなり広いように思います。

 

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 隠居屋。いわゆる「二世帯住宅」ということです。

 

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長屋門の側面。門扉の脇には、入場料の案内が貼られ、パンフレットの棚が置かれていますが、景観に配慮してほしい気もしました。